ホテル3
ホテルで言われる「サービス」は多様だ。高級ホテル、リゾートホテル、ビジネスホテルそれぞれゲストに求められる「サービス」は異なる。また国や地域によっても異なる。
タイで何年かを過ごし、日本でホテルを利用した際に、感じることがある。日本のホテルは概してゲストをあくまでも「お客様」として対応してくれる。それはそれで素晴らしいことなのだが、それが窮屈に感じることがある。東京のウェスティンホテルで一人で食事した時のことだが、料理を待っている間手持ちぶさただったので、飲みたいわけではないが水をひたすら飲んでいた。ウェイターの方は良く私の方を見ていてくださって、グラスの水がある一定の量まで減ると水を注ぎに来てくれていた。それが重なると水を入れに来てくださるのが申し訳なく感じて水を飲むのをやめた。
これがタイだったらどうだろう。一人で食事していた際には、ウェイターが「どこから来たの?」と気さくに話しかけてくれることが多い。こちらが気楽に応対すると「一緒に連れてくる彼女はいないのか?」など話しかけてくる。「彼女がいないからタイ女性を紹介してちょうだい。」などふざけて答えようものなら、彼氏のいないスタッフ女性を連れてきて「この子はどうだい?」などと返してくれる。そんなやり取りが楽しいのだ。
日本のサービス、タイのサービス、どちらが良いというものではない。それぞれ良しとされるものが違うのだ。素から持っている国民性の違いもある。それはわかっているつもりだが、サバイサバーイなタイ生活を経験した私には、日本でのホテルスタッフの丁寧な対応に「Take it easy.(もう少し楽にいこうぜ。」と声をかけたくなることが多い。一方タイのホテルで困ることと言えば、ウェイターに来てもらいたいときに手を挙げても気がつかれず、2分位手を振らなくてはならないことかな。まあそれもご愛敬。
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